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榎田尤利『交渉人は振り返る』

交渉人第3弾読み終えました。
交渉人はまだまだ続編が出るのですね。
以下、感想ですがネタバレしてるの注意してください。

交渉人は振り返る (SHYノベルス)交渉人は振り返る (SHYノベルス)
(2009/05/28)
榎田 尤利

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タイトルが『振り返る』の通り、芽吹の過去に纏わる話だった。前作が兵頭の過去だったから、シリーズ化にあたってキャラのバックボーンをより厚くしようということが今作の目的なのかしら?

今回の事件は『振り込め詐欺』。世間でもお騒がせですね、この手の犯罪は。この事件をテーマに兵頭の組織と上手く絡めているな~と思った(振り込め=暴力団みたいな部分) ごく普通のBLならいざ知らず、ここの場合主人公の相手がヤクザってことにすごく真面目に向き合っている感があって、だからなのか妙にリアリティなんですよね。

前半は振り込め詐欺の下っ端をしている斉藤を、いかに自主的に更正させるか。このへん斉藤が足を洗うまでが絵に描いたかのようで、読んでてて非常におもしろかった。芽吹を筆頭にネゴオフィスのメンバー、アヤカに智紀、前作登場した弁護士まで勢ぞろい。ラストは兵頭のアバラ2~3本折っとけ→いや死ぬとまずいから両腕にしとけで、一気に解決へ向かう(笑)

ただ後半からは、その斉藤の上にあたる朝比奈の登場で雲行きが怪しい展開に。過去芽吹が弁護士してたときに彼の弁護を担当している。裁判の結果は良かったが、その後朝比奈の家はこの事件と裁判によって崩壊していってしまい、芽吹はその事実を知らずに今まで過ごしてきたということだそうです。

前作の『疑わない』でもそうだし友人である七五三野も言ってるけど、芽吹は人を信じたいという考えはずっと変わらないし、何でも受け入れちゃう性質みたいだから、今回の朝比奈事件は読んでるこっちがハラハラしました。まぁ、結果ひどい目にあってますけど。

いっつも芽吹の取る行動は賭けみたいなもので、途中どれだけ本人が葛藤していようとも最終的には相手を信じてみるって方になるんだよね。実は芽吹の過去がテーマになっている本作で、どうして彼がここまで身を削るような選択をするようになってしまったのか具体的にわかるのかと思ってたけど、結局わからなかった。もともと優しい性格だからというだけじゃないよねっ!?

話は戻り、朝比奈は最悪の結果に終わりましたね。芽吹はかなりダメージあったようですが、私も凹みました。彼が芽吹に助けを求め縋っていたのは、薬の影響もあったにせよアレは本心あったように思います。朝比奈・姉の弟とはもう関わりたくない発言とかもそうですが、後半の話はかなり現実味を帯びた厳しいものだった。

ところで芽吹が薬の作用で出てた幻聴というのか、もうひとりの自分?その時の会話で出てた『あの人』って誰?お前が殺したとか、手紙がどうとか・・・。これもしかして、いずれ続編で明らかになるゼ!なパターンなのでしょうか。

そしてBLですから。そういうシーンについて。やっと、やっとだよ。芽吹が兵頭に対して徐々に自分を許し始めている。いいねー、やっぱり。ムフ。こういう感情があった方が、やっぱり読んでて楽しい。あまりのエロさに参っている兵頭もかわいいよ(笑)

そして芽吹の友人・七五三野ですが・・・。彼はオトンみたいな存在なんですね。三角関係とかじゃなくって、芽吹のことをかわいい我が子のように思っている模様。年は1歳しか違わないみたいだけど(笑) 同性相手と付き合うことにはお咎めなしだけど、相手の兵頭がヤクザっていうのが問題らしい。

冒頭で七五三野が芽吹の腰に湿布を貼ろうとしたところ兵頭が現れ、半ケツ状態の芽吹を目撃した彼は当然怒るわけなんですが、『湿布なら俺が100枚でも200枚でも貼ってやります』のセリフに・・・。

芽吹:『俺はそんなに表面積はない』

吹きました。なぜだか反応してしまいましたよ、私。
他にも彼等の会話は本当におかしくて笑える。

あとキヨと智紀。こちらは表立った進展はないけど、時々2人で出かけたりしてるみたい。メアド交換したくらいだから、遊びに行ったりはするだろうな~。智紀に構ってるキヨが嬉しそうで困るw

では次回作に期待したい。
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